縦、横桟工法について

こんにちは。

飛鳥瓦工房、広報担当です。

今回は「縦、横桟工法」について紹介させて頂きます。

 

まずは下記の施工方法をご覧ください。桟を横に打って瓦を葺いていく工法で、多くの場合はこの方法にて工事を行います。

そして「縦、横桟工法」が下記の写真です。

 

呼称の通り、縦、横と桟を打つイメージです。

こうすることで瓦のガタツキが起きず、かつ現代の防災瓦で全数止めを行うことにより丈夫で綺麗な仕上がりとなります。

経験の浅い職人でも簡単に葺いていくことができます。

よく「縦にも桟が必要なことからコストが掛かってしまうのではないか?」と質問されますが、

むしろ縦横と桟を打つことにより、瓦を並べていく時間が短縮されます。つまりその分の職人の人件費が浮くため、通常の工法よりむしろお得なのです。

 

昨今の台風等により、多くのお家の瓦屋根が台風などの被害により破損、ズレが生じた際も、

我々がこちらの工法にて手掛けた屋根はびくともしなかったとお喜び頂いております。

 

こちらの工法についてもう少しだけお話させて頂くと、「縦、横桟工法」は代表の戸田の出身地・奈良県にて生まれたものです。

当方は15年前から行っている工法ですが、おそらく千葉県内の瓦屋さん、歴史建築物の多い京都の瓦屋さんでも知らない方は非常に多いと思います。

 

最近では毎年のように大きな台風が起こり、多くの屋根に甚大な被害を与えています。

こちらの工法にてしっかりと家を守る、強靭な瓦屋根を形成します。

ご興味ある方はお気軽にご相談ください。