千葉県いすみ市での優良屋根修理業者の選び方

ここ千葉県は数多くの屋根修理業者が存在します。
そして、もちろん優良な業者もいれば、悪徳業者も多く存在しているのが実情です。

どうして屋根修理業界には悪徳業者が多いのか？
それは、
・皆さんが屋根に登る機会が少ないため、何をしているのか見えない
・屋根について一般の方は専門的な知識を持っている場合が少ない
この２点が大きな要因です。

では、ここ千葉で悪徳業者に騙されず、優良屋根修理業者を選ぶにはどうすればいいのでしょう？
もちろん飛鳥瓦工房をご用命いただければ幸いですが、ここではぜひ屋根修理・雨漏り修理をご検討中の皆さんに知っておいていただきたい知識をご紹介します。

千葉県での屋根を取り巻く環境について

皆さんもご承知のように、千葉県は太平洋に突き出た半島です。
南東側は太平洋、西は東京湾に面しており、三方を海で囲まれている千葉県は、冬暖かく夏涼しい海洋性の気候という特徴があります。
そのため、特に南房総沿岸あたりは、暖流（黒潮）の影響を受け、冬でもほとんど霜が降りません。
ですので、豪雪地帯のように雪による破損や劣化などは起こりにく環境と言えます。

一方で、夏季は降水量が多いという特徴も持っており、6月から10月にかけては平均で150mm前後、多い時には200mmに達するケースもあります。
そのため、飛鳥瓦工房でも夏季は特に「突然雨漏りし始めた」というご相談・修理依頼を多く頂戴しております。

雨漏りは突然発生するものではなく、時間をかけてジワリジワリと進行し、溜まった雨水を受け止めきれなくなって初めて水が天井から落ちてくるといったものです。
経年で劣化していた屋根が、千葉県の下記の降水量に耐えれず、ついに溢れ出してしまったという訳です。

千葉県は夏季の降水量が多いという特徴があるため、どうしても屋根修理・雨漏り修理が梅雨時期から夏季にかけて集中しがちです。
そのため、突然雨漏りが起こっても迅速に対応できないというケースもあります。
夏季の降水量の増加を見越して、冬季〜春季にかけて早め早めにメンテナンスを行っておくことが、ここ千葉県では非常に有効と言えるでしょう。

雨漏りが発生するとどうしても焦ってしまい、急いで業者を見つけようとするため、冷静に優良業者を見極めるのが難しくなります。
余裕を持って屋根修理業者を探し始めることが、悪徳屋根修理業者に騙されないために肝心なポイントです。

千葉県で悪徳屋根修理業者に騙されないために

では本題の、「千葉での優良屋根修理業者の選び方」を見ていきましょう。

まず、絶対に屋根修理・雨漏り修理を依頼をしてはならない業者として、
・訪問営業を行っている屋根修理業者
・ホームページやチラシなどで、「火災保険を使って無料で屋根修理を」と謳う業者
この２つが挙げられます。

順に見ていきましょう。

まず一つ目の「訪問営業を行っている屋根修理業者」についてです。

・訪問営業を行っている屋根修理業者に依頼してはいけない理由

皆さんもある日突然、自宅に営業マンがやって来て「外から屋根を見てたんですが、このままだと雨漏りしますよ」と言われた経験はありませんか？
訪問営業は悪徳業者の常套手段です。

そもそも、雨漏りが起こった際には原因箇所を特定するために現地調査を行いますが、これは誰にでもできる作業ではありません。
なぜなら、雨漏りは原因が一箇所だけでなく、複数箇所に渡っているケースも多く、様々な要因が重なって起こっている場合もあるのです。
そのため、豊富な経験と知識を持った職人が、実際に屋根に登り職人の目で見てようやく雨漏りを引き起こしている原因箇所がわかるのです。

それを外から、しかも屋根の下から見ただけの営業マンに何がわかるのでしょうか？

さらに言えば、こうして不安になるような言葉を投げかけてくるだけならまだマシなのです。
中には、「無料で屋根診断を行なっています」と無料を謳い、屋根に登ろうとする輩も存在します。
「無料」という言葉に乗せられて屋根に上げてしまえば、その営業マンは皆さんが見ていないところで屋根を壊し、その写真を撮って皆さんに「ここが壊れてました！修理しましょう！」と工事の契約を迫ってくるのです。

このように、訪問営業を行う業者は実際には皆さんの屋根の状態など関係無く、不安を煽りとにかく契約を結ばせることしか考えていません。

さらに、もし本当に雨漏りがしそうだとしても、焦ってその業者に決める必要などありません。
１週間から10日程度、複数業者から相見積もりをとりじっくりご自身で熟考して業者を選ぶ間程度、屋根はもってくれます。

訪問営業を行うような屋根修理業者とその場で契約を交わすようなことは絶対にしないでください。
そして、不用意に屋根に上げるようなことも絶対にしないでおきましょう。

飛鳥瓦工房でも、ご相談・現地調査は無料となっております。
焦る気持ちを抑えて、冷静に屋根修理業者を見極めましょう。

・「火災保険を使って無料で屋根修理を」と謳う屋根修理業者に依頼してはいけない理由

続いて二つ目の「火災保険を使って無料で屋根修理を」と謳う屋根修理業者についてです。

皆さんはインターネットや広告・チラシなどで「火災保険を使って屋根修理を無料で」という胡散臭い謳い文句を見たことはありませんか？
この「無料」というのは、簡単に言えば皆さんが加入しているであろう火災保険の「風災」の項目を使って屋根修理を行うというものです。

ここで注意すべき点は、保険がおりるかどうかは最終的に保険会社が決定するという点です。
それを屋根修理業者が最初から「絶対に保険がおりる」「確実に保険が使える」と断言できる根拠などどこにもないのです。

さらに、火災保険の「風災」は、台風や強風などの自然災害によって被害が生じた場合に適用される項目です。
つまり、経年劣化した屋根の修理には適用されないのです。

こうやって見てみると、ネットやチラシで「無料」を謳っているということは、
・まだ業者自身が現地調査も行っていない状態で経年劣化か風災かもわからないのに、保険会社が決定する保険がおりるおりないかについて勝手に「おりる」と断言している
ということになりますよね。

また、このような業者が更に悪質なのは、皆様には無料と謳っている裏側で、実際に必要な工事費用の3〜４割増しで保険会社に請求しているという事です。
聞いた話で一番酷かったのは、施主が見ていないところで業者がわざと屋根の一部を破損させて、その箇所を台風による風災として申請したという詐欺まがいな行為を行なった業者がいるという話です。
このような行為はもちろん施主からすれば知らない話ですが、もし詐欺が発覚した場合には保険金詐欺で施主まで逮捕される可能性もあるのです。

このような業者も、訪問営業を行う屋根修理業者と同じで、契約さえとれれば実際に保険がおりてもおりなくてもどちらでも良いのです。
ただ「無料」という甘い言葉を使って、皆様を釣ろうとしているだけです。

仮にこのような業者に依頼して、保険の申請をし、本当に保険がおりればラッキーです。
しかし、保険がおりない場合もある事を悪徳業者は知っているので、契約さえ結めば急いで工事を行います。
そして、保険がおりなかった場合でも、「工事はもう終わってますので、支払いの方お願いします」と保険がおりなかった場合の責任など決してとってはくれません。

飛鳥瓦工房でも、火災保険の申請を検討されているお客様には申請における不明な点をアドバイスしたり、提出用の見積書を作成したりはしますが、決してこちらから「保険を使いましょう！」とは言いません。

屋根修理業者の「絶対に！」「必ず！」という言葉を信じて契約を結ぶような事はしないでください。
そして、「無料」という甘い言葉を謳い文句にしている業者には絶対依頼しないでください。
万が一契約を結んでしまった場合でも、本当に保険がおりるかどうかの確認ができるまでは、決して着工させてはいけません。

以上が、千葉県において絶対に選んではいけない屋根修理業者です。
この事を踏まえた上で、ご自身で3〜4社の複数業者に同じ内容で見積もりを依頼し、その内容をじっくり比較検討してから屋根修理業者を選ぶようにしてください。

繰り返します。
・訪問営業を行っている屋根修理業者
・ホームページやチラシなどで、「火災保険を使って無料で屋根修理を」と謳う業者
この２つに当てはまる業者に依頼せず、時間に余裕を持ってご自身で相見積もりをとり比較検討する。
これが千葉で優良屋根修理業者の選ぶ鉄則です。